美容師が教える。正しいドライヤーの使い方

プロが教える髪の乾かし方と正しいドライヤーの使い方

 

自然乾燥はNG

  • ⚪︎ 生乾きで頭皮に雑菌が繁殖しやすくなる
  • ⚪︎ 頭皮の臭いの原因
  • ⚪︎ 髪がパサつきやすい
  • ⚪︎ 血行不良による髪の痩せ
  • ⚪︎ そのまま寝ると修復不可能なレベルのダメージに

プロとして言わせて頂きと【絶対にドライヤーで髪は乾かした方がいい】これは間違いありません。

 

しっかりとタオルドライ

 

まず髪を乾かす前にしっかりとタオルで水分を取りましょう。

髪をこすり合わせてはいけませんよ!頭皮を拭くようにして水分を取っていきます。最後に毛先をタオルで挟み、押さえるようにして水分を取ればOKです。

タオルドライが不十分だとドライヤーの時間が長くなってしまいますのでしっかりとしましょう。

もう一度言いますが、とにかく頭皮を拭くようなイメージでタオルドライして下さい。

 水分しっかりと取り除き、なるべくタオルドライだけで乾かすくらいのイメージで水分を取りましょう。

 

洗い流さないトリートメントで髪を保護しよう

ドライヤーの熱から髪を保護するのに非常に有効なアイテムです。またタイプ別で乾きあがりの髪の質感も変わります。記事の後半でも解説していきますね。

洗い流さないトリートメントを付けるときはまず手のひらに1~1.5プッシュ出し、それを手のひらでよく伸ばして馴染ませ、髪につけていきます。


 

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こうすることでムラづけを防ぐことが可能。

さらに粗目のクシでコーミングすれば髪全体にまんべんなく洗い流さないトリートメントが行き渡ります。

これで髪を乾かす準備の完成です。

 

美容師が教える正しい髪の乾かし方

ではここからドライヤーのプロ【美容師】が正しい髪の乾かし方を解説していきます。

基本的な乾かし方から応用・髪質やヘアスタイルに合わせた乾かし方まで詳しく紹介します。ぜひ全部覚えてドライヤーマスターになって下さいね。

 

最初は【根元】&【前髪】から 

  • 1、ヘアスタイルで最も大事な前髪から変なくせがつかないように乾かす
  • 2、根本から乾かすことでドライ時間の短縮
  • 3、毛先がオーバードライ(乾かしすぎ)になるのを防ぐ

1.前髪の根本⇒2.全体の根本⇒3.毛先という順番でドライヤーをかけていくと効率的かつきれいなヘアスタイルに乾かすことができますよ。

もちろん美容師もほとんどの方がこの順番で乾かしているはずです。

前髪以外にもくせが出やすい部分は先に乾かすことを心がけましょう。濡れているときが一番くせ毛は直しやすいです。逆に乾いてくると直しにくくなってしまいますのでできるだけ早く直す必要があります。

前髪など自分のくせがきつい場所・ヘアスタイルで一番こだわりたい部分から乾かすようにすれば失敗なく乾かせます。

また、ドライヤーからの温風は平均で約110℃もあります。髪に近づけすぎると髪も頭皮も火傷してしまいますので20㎝は離してドライヤーをあてて下さい。

 

 

左右に振って分け目をなくそう

最初に根元や前髪を乾かしていくときには左右に髪を振ったり、根本をこすったりしながら乾かしましょう。

こうやって乾かすと根本のくせが和らぎくせが出にくくできるほか、髪がふんわり乾きやすいというメリットもあります。

特にパカッと分かれてしまう方や分け目を消したい方は濡れているうちに左右に髪を振って、根本のクセを矯正しながら乾かしましょう。

この工程はかなり大切で、ヘアスタイルのもちなどにも関わってきます。

根本が100%乾くまでしっかりと乾かしていきましょう。

 

 

ある程度乾かしたら髪質やスタイルに合わせてドライヤーを使おう

根本がしっかりと乾いたらあとは毛先が少し湿っている状態になっているはずです。

ここからはご自身の髪質や希望のヘアスタイルによって乾かし方を変えていきます。美容師流のドライヤーテクニックもたくさんご紹介していきますよ。

ひとつひとつ解説していきますので安心して読み進めてみて下さい。

 

ロングの人は下を向いてドライヤー

 

「下を向きながら乾かしてください」

美容師にそう説明された覚えはありませんか?これは髪を自然に内巻きに入れるために必要な事です。上の写真のようにお辞儀をする感覚で下を向き、ドライヤーを上からあてていきましょう。

くれぐれも下の画像のような風の当て方はおすすめできません

毛先がバサバサしていますし、ハネそうな気がしませんか?

ロングヘアはやはりツヤが命です。

下を向いたままドライヤーの風を当てまとまりのよい髪に乾かすようにするのがベストですよ。

ボブを内巻きに乾かすには

 

ボブも基本的は乾かし方は同じです。ボブスタイルで最も大切なことは毛先が自然に内巻きになる事です。

「片方の毛だけハネちゃうんです。。」

というお悩みもお客様からはよく聞きますが、それはもしかしたらドライヤーのやり方に問題があるかもしれません。

つまり、ハネるように乾かしてしまっているということです。

基本に忠実に下を向いたまま毛先も乾かしていきましょう。

ほぼ乾いたら最後に下の画像のように前から10秒ほど風を当てて下さい。首もとにドライヤーの風を送り込むようなイメージです。

 

まっすぐストレートにする乾かし方

 

真っ直ぐなストレートヘアに髪を乾かしたい時は上の画像のように頭上からドライヤーの風を当てていきます。

手で軽く髪にテンション(引っ張る力)を加えて風を当てていきます。

このときに髪と風が平行になるように角度を調節してあてていくとよりツヤ感のある髪に乾きます。

平行にすると少し乾きにくいのですが、じっくりと風を当てていくことを意識しましょう。ちょうどドライヤーの風でストレートアイロンをするようなイメージです。

 

 

くせ毛・うねりを収めたい方には

 

くせ毛をなんとかしたいなら指で髪をはさみ上からドライヤーをあてて乾かしていきましょう。コツとしては髪の水分量に注意が必要です。

さきほども説明したようにくせ毛を直すにはある程度髪が濡れている必要があります。

くせ毛の人の場合、根本を7割くらい乾かしたら毛先のドライに入りましょう。

特にくせがきつい部分から乾かしていくのがポイントです。

指で直しきれない時はブローブラシを使います。少し湿っているくらいからしっかりとブローすればだいぶくせはおさまりますよ

 

あえてクセ毛風にしたいなら【クランチドライ】

 

クセ毛を活かしたい、あえてクシャっとくせ毛風なヘアスタイルに髪を乾かしたいという方にはクランチドライが効果的です。

約8割くらいまで髪を乾かしたら手の平で髪をクシャっと握りドライヤーの風をあてていきます。髪が温まったら今度はドライヤーの吸気口をあて冷やします。

髪は乾いて冷える瞬間にくせが付きますのでこのクランチドライを全体にしていくことでパーマ風やくせ毛風のヘアスタイルに乾かすことが可能です。

ただし、かなりの直毛の方や髪が硬い人にはあまり効果が出にくいので注意が必要。